徒然日記&萌えの素を紹介。
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「夢魔の飼育方法」没部分抜粋。勿体無いので。(貧乏性)
魔界へ里帰りしたところの一部です。でもゴミです。
掲載は、リサイクルが目的。(え)
サグルサグルって書くの嫌になったんです・・・。
このまま行ったら、快斗君に呼ばせなきゃならなくなります。
それがどうにもしっくりこなくて・・・。
もちろん。本編には以下の文は使いません。本当にボツ文章。
Novelページへも移しません。ここだけに掲載です。
興味のある方は、続きからどうぞ。
(in魔界)(江古田勢=夢魔仲間)(探=白馬・青子=ネズミ・紅子=狐)
「やあ、久しぶりだね。黒ウサギ君」
「げ、白馬鹿」
一番先に声をかけて来たのが、真っ白い馬のようにピンと立った耳を持った、色素の薄い優男だった。
真っ黒のカイトとは、対照的な印象を受ける。
「全く・・・。相変わらずだね、君は。僕にはサグルという、高貴な名があるんだよ?」
「けっ!白バカは白バカで十分だぜ!」
そう言って、カイトは男を小馬鹿にしたように、ニヤリと笑った。
男もムッとしたようで、カイトをキッと睨みつけた。
どうやら、仲が悪いらしい。二人の間に険悪なムードが漂う。
自分といるとき全く見せなかった、カイトの好戦的な態度に戸惑いながらも、新一はその凛々しい横顔に見惚れてしまった。
「こら、バカイト!あんた今までいったい何処行ってたのよ!」
唐突に響いた闖入者の声によって、そのピリピリした雰囲気は破られた。
声の主は、腰まである黒いくせっ毛を揺らし、小ネズミのような耳をぴくぴくさせた女の子だった。
カイトをびしっと指をつきつけ、腰に手をあてた彼女はなかなか勇ましい。
「・・・なんだ、アホ子か」
「何ですってー!?」
カイトが呆れたような声で呟くと、すかさずその少女が怒鳴り返す。
相手が違うがまた始まった舌戦を、カイトの傍らで聞きながら、新一は思わず苦笑した。
「―貴方、興味深いわね」
不意に背後から声をかけられて、カイトとその友人たちのやり取りに気を取られていた新一は、心底仰天した。
慌てて振り返ると、気配がまるでしなかったのに、いつの間にかそこには美しい女性が立っている。
すらりとした手足に、赤みがかったストレートロングヘア。獣耳は金色で、どうやら狐の耳のようだ。
切れ長な瞳が新一を見つめて、にいっと笑う。
その表情が獲物を狙うハンターに見えて、新一は咄嗟にカイトを背中に庇った。
夢魔ではどうか知らないが、自然界では狐は兎を食べるのだ。
「新一?」
後からカイトの困惑したような声が聞こえる。
新一に構わず、その美女はゆっくりとカイトに近づいてきた。
思わず警戒してしまう新一を無視して、女性は艶然とカイトに微笑みかけた。
「久しぶりね。黒い兎さん?」
騒いでいた優男や少女も、その美人の出現によって、いったん口をつぐんでいた。
「・・・アカコか」
カイトが何だか嫌に引きつった表情で、ぽつりと呟く。
「ところで、そちらの方はどなた?」
チラッと新一を見やり、アカコがカイトに尋ねた。
と、同時に他の二人も新一に注目する。
新一はどうすればいいのか分からなくて、無意識にカイトの服を握った。
気づいたカイトがその手を取って重ねる。
「待ってアカコちゃん。人に名前を聞くときは、まず自分から名乗らなくっちゃ。あたし、アオコ。よろしくね」
にこっと笑いながら自己紹介されて、新一は戸惑う。
ふとアカコの方を見ると、なんだか毒気を抜かれたような顔をしていた。
「そうですね。アオコさんの言うとおりです。初めまして、僕はサグルといいます。よろしく」
そういって、サグルは気障に一礼してみせた。
(以上没部分抜粋)(未推敲)
「やあ、久しぶりだね。黒ウサギ君」
「げ、白馬鹿」
一番先に声をかけて来たのが、真っ白い馬のようにピンと立った耳を持った、色素の薄い優男だった。
真っ黒のカイトとは、対照的な印象を受ける。
「全く・・・。相変わらずだね、君は。僕にはサグルという、高貴な名があるんだよ?」
「けっ!白バカは白バカで十分だぜ!」
そう言って、カイトは男を小馬鹿にしたように、ニヤリと笑った。
男もムッとしたようで、カイトをキッと睨みつけた。
どうやら、仲が悪いらしい。二人の間に険悪なムードが漂う。
自分といるとき全く見せなかった、カイトの好戦的な態度に戸惑いながらも、新一はその凛々しい横顔に見惚れてしまった。
「こら、バカイト!あんた今までいったい何処行ってたのよ!」
唐突に響いた闖入者の声によって、そのピリピリした雰囲気は破られた。
声の主は、腰まである黒いくせっ毛を揺らし、小ネズミのような耳をぴくぴくさせた女の子だった。
カイトをびしっと指をつきつけ、腰に手をあてた彼女はなかなか勇ましい。
「・・・なんだ、アホ子か」
「何ですってー!?」
カイトが呆れたような声で呟くと、すかさずその少女が怒鳴り返す。
相手が違うがまた始まった舌戦を、カイトの傍らで聞きながら、新一は思わず苦笑した。
「―貴方、興味深いわね」
不意に背後から声をかけられて、カイトとその友人たちのやり取りに気を取られていた新一は、心底仰天した。
慌てて振り返ると、気配がまるでしなかったのに、いつの間にかそこには美しい女性が立っている。
すらりとした手足に、赤みがかったストレートロングヘア。獣耳は金色で、どうやら狐の耳のようだ。
切れ長な瞳が新一を見つめて、にいっと笑う。
その表情が獲物を狙うハンターに見えて、新一は咄嗟にカイトを背中に庇った。
夢魔ではどうか知らないが、自然界では狐は兎を食べるのだ。
「新一?」
後からカイトの困惑したような声が聞こえる。
新一に構わず、その美女はゆっくりとカイトに近づいてきた。
思わず警戒してしまう新一を無視して、女性は艶然とカイトに微笑みかけた。
「久しぶりね。黒い兎さん?」
騒いでいた優男や少女も、その美人の出現によって、いったん口をつぐんでいた。
「・・・アカコか」
カイトが何だか嫌に引きつった表情で、ぽつりと呟く。
「ところで、そちらの方はどなた?」
チラッと新一を見やり、アカコがカイトに尋ねた。
と、同時に他の二人も新一に注目する。
新一はどうすればいいのか分からなくて、無意識にカイトの服を握った。
気づいたカイトがその手を取って重ねる。
「待ってアカコちゃん。人に名前を聞くときは、まず自分から名乗らなくっちゃ。あたし、アオコ。よろしくね」
にこっと笑いながら自己紹介されて、新一は戸惑う。
ふとアカコの方を見ると、なんだか毒気を抜かれたような顔をしていた。
「そうですね。アオコさんの言うとおりです。初めまして、僕はサグルといいます。よろしく」
そういって、サグルは気障に一礼してみせた。
(以上没部分抜粋)(未推敲)
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